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京都・奈良のコウモリ駆除について
コウモリの特徴

コウモリは哺乳類翼手目に属し、唯一空を飛ぶことができる哺乳類です。
世界中に1000以上の種類がいますが、日本にいる種類で住居に住み着くのは「アブラコウモリ(イエコウモリ)」の一種類のみです。
アブラコウモリの体長は4~6cm程度で、体は小さいものの翼を広げると25cmほどになり、薄くて黒っぽい皮膜のある翼が特徴です。
夜行性で、日中は屋根裏や換気口、戸袋などの狭くて暗い場所に潜んで過ごし、夕方になると飛び出して虫を捕食します。蚊や蛾などを食べる益獣としての一面もありますが、近年では都市部や住宅街への進出が増え、住宅への侵入や被害が多発しています。
特にアブラコウモリは小さなすき間からも出入りできるため、外壁のわずかな割れ目や換気口、軒下などに営巣することがあります。鳴き声は高周波で、人には聞こえにくいですが、活動音や羽ばたきの音が天井裏などから聞こえることもあります。
コウモリの及ぼす被害について
コウモリによる最大の被害は、糞尿による衛生問題です。特にアブラコウモリは同じ場所に集団でフンをする習性があり、放置すると天井裏や壁に大量の糞が蓄積され、ドブのような強い悪臭の原因となります。
さらに、コウモリの糞に含まれる病原菌によって、アレルギーや感染症のリスクが高まることも問題です。日本では事例が少ないですが、コウモリは狂犬病や二パウィルス、SARSなど危険な病原菌を媒介する危険があります。
また、コウモリの体にはダニやトコジラミなどの寄生虫が付着していることがあり、それらが人の生活空間に広がると、皮膚トラブルやアレルギーの発生につながる恐れもあります。
大量の糞尿が蓄積されることで建材の劣化やカビの発生、天井材の変色・剥がれなど、放置していると建物自体へのダメージも深刻化します。長期間放置すると被害が拡大し、修繕費用も高額になる可能性があるため、早期の対応が求められます。
他にも小さな隙間から侵入するため、エアコンや換気扇の通気孔に入り込んで設備の故障の原因となったり、内部で糞をされたまま運転すると部屋中に乾燥した糞がまき散らされてしまうことになります。

糞尿による被害
コウモリは集団で生活するため、天井裏や軒下に大量の糞尿が溜まり、悪臭を発生させます。
騒音被害
家の内部に入り込んだ大量のコウモリの羽音による騒音被害が発生します。
健康被害
コウモリに寄生するダニや、コウモリが媒介する感染症、糞尿によるカビなど様々な健康被害が懸念されます。
建物の破損
大量に溜まった糞尿は木材の腐食や、通気口などに入り込むことで設備の破損といった被害もあります。
こんな症状があったらコウモリがいるサインです

夕方になると家の周囲で小さな黒い影が飛び回っている、天井裏からカサカサという羽音や「キイキイ」といった鳴き声が聞こえる、そんな症状が見られる場合は、コウモリが家に住み着いているサインかもしれません。
また、外壁や窓枠、換気口の下などに小さくて黒い糞が点々と落ちているのもよくある兆候です。コウモリの糞はネズミよりも細かく崩れやすく、触るとポロポロと砕けるのが特徴です。屋根の下の隙間や戸袋などに糞が溜まっていたり、悪臭が漂ってきたりした場合も要注意です。
複数の個体が住み着いている場合は被害も拡大しやすいため、これらのサインを見逃さないことが大切です。

コウモリがいるときの注意事項
コウモリは鳥獣保護法で保護されており、許可なく捕獲や殺処分を行うことは禁じられています。そのため、無断で駆除したり傷つけたりすることは法律違反となります。
コウモリの糞には様々な病原菌が含まれている可能性があり、不用意に掃除を行うと空気中に菌が飛散し、健康被害を引き起こすリスクもあります。
市販の薬剤や忌避剤では根本的な解決にならず、再侵入を防ぐためには侵入口の封鎖や徹底的な清掃・消毒、糞の撤去が必要です。アブラコウモリ(イエコウモリ)は体が小さいので、1.5cmほどの隙間からでも入り込んできます。
コウモリは群れをなすので被害の進行が速いケースも多く見られます。ご自分で対処するのは困難かつ危険を伴うため、コウモリの被害が疑われる場合は、専門の害獣対策業者に相談することがもっとも安全で確実な対応方法です。

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