ご依頼のきっかけ
京都市西京区の築37年のご住宅にて、「2階から羽アリが出た」とご連絡がありました。実は、これはかなりシロアリ被害が進行しているサインなのです。
シロアリは壁の中や床下で活動していますが、羽を持っているシロアリは活動を終えると、繁殖のために外に出てきます。活動を終えたということは、壁や床はかなり腐食されていることになります!
施工前
現場を調査したところ、雨染みしている柱が見つかり、雨漏りをしていたことが分かりました。シロアリは湿気と木材が大好物なので、シロアリにとって快適なすみかになっていました。雨漏りを放置しているとシロアリ被害にあう可能性が高いので、早めにご依頼ください!
参考サイト▷雨の日は床から侵入する雨水にもご用心!床下からの雨漏りは建物のSOSかも
また、依頼を頂いたご住宅は、1階がテナントになっていたため、床下の空間はキッチンの下のみに限られていました。キッチンの点検口から状況を確認したところ、1階の天井部分と2階の床下部分が腐食されていました。
すぐに薬剤を散布したいところですが、薬剤が必要ないところへの付着を防ぐために、まず「養生」を行います。
施工中
養生
「養生」とは、家具などにビニールをかぶせる工程のことです。しばらく開けていない点検口を開けると、溜まっていたホコリなどが一気に舞い上がることもあるので、薬剤だけでなくホコリの付着も防ぎます。
薬剤散布
養生を終えたところで、床下の空間に薬剤を散布します。
薬剤注入
床下の空間以外には、壁の中にシロアリが潜んでいるので、壁に穴を開けて薬剤を注入します。
写真に緑のテープが映っているのは、窓にビニールをかぶせて養生を行っているからです。
薬剤の安全性
散布と注入の工程で用いられる薬剤は、どちらも「ステルスSC」というもので、シロアリ駆除大手の日本衛生センターでも導入がされていて、多数の実績をあげています。人体にも無害で、匂いもほとんどありません!
また、効果の発揮までは5~7日ほどかかり、あえて長めに設定されています。これは、シロアリが他の個体と体をこすり合わせる習性を活かして、薬剤をより多くのシロアリに付着するようにするためです。
参考記事▷ステルスSCについて
完工
設置したビニールを撤去して、施工は終了です。
担当者のコメント
シロアリ被害は木材が崩れやすくなったことでしか気づきにくいですが、今回のように、シロアリの羽が落ちているのを発見したら、被害が進んでいる可能性が高いので、ぜひご相談ください。
また、被害が深刻だと補修工事では対応できなくなり、建て替えが必要になることもあります。そうなる前に、早めの補修工事のご依頼も受け付けております。
薬剤の効果が切れるまでの5年間は保証を致しておりますので、お気軽にご依頼ください。
京都市のシロアリ駆除は石原住設にお任せください!
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