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コラム

シロアリ被害を放置するデメリット

「シロアリは所詮小さな虫だし、放置しても問題ないのではないか」
「シロアリが危険って聞くけど、どのくらい危険なのか知りたい」と心配される方もいらっしゃるかと思います。
シロアリは木材を食べて家の環境を悪化させる害虫です。

この記事ではシロアリ被害を放置するデメリットとシロアリの発見方法、対処法を解説します。この記事を読めば、シロアリを放置してはいけない理由がわかります。

シロアリとは

シロアリは羽アリ目に分類される昆虫で、主に熱帯から温帯地域に広く分布しています。シロアリは木材を分解する能力を持っていることで有名です。

また、建築物における害虫としても知られており、特に木造建築物に大きな被害を与える可能性が高いです。家屋に被害をもたらすため、シロアリを発見したらしっかり駆除対策を考えましょう。

シロアリは女王、王、兵隊、働き蟻といった階級制度を持ち、厳格な社会構造を形成しているため、シロアリの駆除には労力と時間、費用がかかります。

シロアリを放置するデメリット

シロアリを放置するのはとても危険です。シロアリは木材を食べて、家の構造自体に影響を与えます。ここではシロアリ被害を放置するデメリットを解説します。

地震で倒壊する

シロアリを放置すると地震がきたときに家が倒れやすくなります。家の柱や壁をシロアリが食べてしまい家の強度に影響している可能性があるからです。

スカスカになった柱では日本の大きな地震には耐えられません。建物の倒壊を防ぐためにも、シロアリの放置は避けなければなりません。

建物が傾く

シロアリの侵食が一部だけ進むとその部分だけ沈んでしまい、建物が傾いてしまいます。初めは少しの歪みで気づきませんが、いつの間にか建物が斜めになっている可能性があります。

家が斜めになると沈んだ部分に負荷がかかり、家全体がもろくなってしまうのです。耐震性の高い家に住んでいても、シロアリに侵食されては意味がありません。シロアリによる倒壊や建物の沈下も考慮しましょう。

雨漏れする

シロアリは屋根裏の木材も食べるため、雨漏りを起こすリスクがあります。屋根の木材がスカスカになり、雨水を通してしまうのです。

雨漏れが1箇所だけだからその部分だけ修理しようと考えていても、1年後には雨漏れする場所が増えているかもしれません。特に台風や梅雨の時期、豪雨の日に影響を受ける可能性が高いです。
雨漏れに気づいたら屋根裏全体をチェックした方が良いでしょう。

ダニやカビも発生する

シロアリが好む環境は湿度の高い場所です。シロアリが増える環境を改善しないでおくと、家中にダニやカビも発生するでしょう。
ダニやカビはアレルギー反応を引き起こす原因の一つであり、ダニの糞や死骸は喘息やアレルギー性鼻炎などの症状を誘発する可能性があります。

カビも空気中に胞子を放出し、アレルギー反応や呼吸器系の問題を引き起こすことがあります。このようにシロアリが住み続ける環境を続けておくと、ダニやカビも発生し家全体が劣化してしまいます。

光熱費が高くなる

シロアリによって損なわれた家屋は、断熱性が低下し、光熱費が高くなる可能性があります。外気が家の中に入りやすく、その結果冷暖房の効率が悪くなるからです。

シロアリの侵食が進むと電気消費量が増え、光熱費が高くなる可能性があります。

子供や高齢者の怪我に繋がる可能性がある

シロアリが侵食を続けると床などには溝ができます。その結果、子供や高齢者が転んでケガをするリスクが高まってしまいます。そのままの放置は更に劣化が進んでしまうため注意が必要です。
小さな子供や車椅子を使っている高齢者のいる家庭は、特に気をつけましょう。

家の価値が下がる

家屋にシロアリの被害があると、家の価値が下がります。不動産の売却や賃貸の際に、予想より価値がつかない可能性もあります。

例えば、人気のエリアに家を建てていた場合、購入時より売却時の価格が高くなる予定だったとします。しかし、家のチェックをされたときにシロアリの侵食が進んでいたら、土地の価格は上がっても家の価値が下がっているため希望額での売却が難しくなる場合があります。
このように、シロアリの侵食は不動産の売却時に大きな問題になります。

修理費用がかかる

シロアリ被害を放置すると修理費用がかかります。
具体的には以下の内容に費用がかかります。
• シロアリの駆除
• 家の消毒
• 被害を受けた部分の修復
• シロアリの予防

シロアリは予防よりも侵食後の修繕にお金がかかります。シロアリに気づいたら放置しないでください。

シロアリを放置した時の被害場所

シロアリを放置すると、以下の場所に被害が発生します。
玄関
キッチン・浴室
床下・畳
屋根裏


シロアリはこれらの場所を侵食します。シロアリは気づきにくい場所に生息し、気づいた時には柱が空洞化したり、ギシギシ音の原因になったりします。放置しておくと家全体がもろくなってしまうため、定期的にシロアリがいないかチェックし、対策が必要です。

シロアリ被害の症状

シロアリの被害の恐ろしさがわかっても、シロアリの探し方がわからなければ対応できないですよね。ここでは、シロアリ被害の症状を解説します。定期的にチェックして家の状態を確認しましょう。

床や壁がきしむ音がする

シロアリ被害があると床や壁からきしむ音がします。シロアリが木材を食べ、家の構造的な強度が低下するからです。

シロアリは、木材の内部を食い荒らすため、外見からは被害が目立たないことが多いです。しかし、シロアリが木材を食害すると、木材の内部が空洞化し、床や壁が通常よりも大きな音を立てるようになります。
特に、歩いたときに床が異常にきしむ音がする場合はシロアリの被害の可能性が高いので注意しましょう。

壁・柱から空洞音がする

シロアリが木材を内部から食害し、木材内部に空洞を作るのが原因で、壁や柱を叩いた際に空洞のような音がします。

通常、シロアリは見えない場所で活動するため、木材の表面は損傷が少ないかもしれませんが、内部は大きく破損していることが多々あります。
壁や柱を軽く叩いたときに、普段と異なる響きや空洞感がある場合はシロアリによる食害の可能性が高いと考えましょう。

室内に糞が落ちている

シロアリ被害の兆候の一つに、室内に糞が落ちていることが挙げられます。シロアリの糞は小さな粒状または粉状で、木材の色に似た色合いをしています。

糞はシロアリが活動している木材の近くである壁や床の隙間、窓枠やドア枠周辺に見られる可能性が高いです。糞はシロアリが建物内部で活動している明確な証拠です。
シロアリの活動が進行しているリスクが高いので、早めに駆除業者へ依頼しましょう。

ドア・雨戸の建付けが悪い

シロアリ被害はドアや雨戸の建付けが悪くて気づくことがあります。シロアリは木材を食べるため、ドアや雨戸の木部に被害を与えるのです。

これにより木材が弱くなり、ドアや雨戸が正しく閉まらなくなります。また、シロアリによる食害は、木材の膨張や収縮を引き起こし、これが建付けの不具合の原因となることもあるのでドアや窓に異常を感じたらシロアリを疑いましょう。

家の周りに羽アリがいる

家の周りに羽アリが見られるのは、シロアリ被害の兆候の一つです。

羽アリはシロアリと生殖形態で、新しい巣を作るために飛び立つ時期に現れます。羽アリが家の近くに多数見られる場合、家の内部にシロアリの巣がある可能性が高いです。

特に、春から初夏にかけての暖かい日に多く見られます。羽アリの存在は、シロアリのコロニーが成熟し、拡大している証拠です。早めにシロアリ専門の駆除業者に相談してください。

庭の杭・塀に食害の跡がある

庭の杭や塀の食害の跡でシロアリに気づく場合があります。食害の跡は、木材表面に小さな穴や溝がある形で現れることが多いです。

木材がもろくなり、簡単に割れたり崩れたりするのも典型的な症状です。このような被害がある場合、シロアリが家の近くにいる可能性が高く、家に侵入してくるリスクも考慮する必要があります。

浴室・脱衣所に変色した箇所がある

シロアリが木材を食害する際に木材内の水分バランスを変えることが原因で、浴室や脱衣所に変色したあとが残ります。湿気の多い浴室や脱衣所は、シロアリにとって魅力的な環境です。

木材の黒ずみや茶色がかった変色があれば、シロアリの食害かもしれません。また、塗装がはがれている部分にも注意が必要です。

雨漏りや水漏れがある

シロアリ被害が進行すると、家の構造自体が弱くなり、雨漏りや水漏れを引き起こす可能性があります。シロアリは屋根や床、壁などの木材も侵食するため、家屋の防水性が損なわれ、雨水が侵入しやすくなるのです。

雨漏りや水漏れは、シロアリ被害の進行したサインであり、放置すると家屋のさらなる損傷にも繋がります。湿った環境はシロアリの繁殖が進む原因にもなるため、雨漏りしたらすぐに駆除業者へ依頼しましょう。

アリ道(泥の道)がある

シロアリ被害の一つに「アリ道」と呼ばれる泥の道があります。

アリ道はシロアリが移動や巣の拡張のために作る泥と分泌物で作られた道です。普段ない場所に土が落ちていたり、泥の道が続いていたりしたらシロアリを疑いましょう。

アリ道は壁や床、基礎部分などに見られ、通常は細長い筒状や線状の形状をしています。アリ道があるのは、シロアリの活動が家屋内で進行している証拠になります。特に、木材が使われている部分の近くで見られる場合、その部分にシロアリの食害がある可能性が高いです。

木くずのような糞が落ちている

糞は、細かい木くずや粉のような形状をしており、色は通常、食べられた木材の色に近い茶色や灰色が多いです。シロアリの巣の近くや、活動している場所の下によく見られます。

糞が見つかるということは、その近くでシロアリが活動している可能性が高いことを意味します。家屋の木製部分や基礎の近くでこれらを発見した場合は特にシロアリによる被害である可能性が高いです。

建材が変色している

シロアリ被害の症状として、建材が変色している現象があります。これはシロアリが木材に食害を与えた結果、木材内の湿度が変化し、カビの発生や木材の腐敗を引き起こしたからです。

シロアリの好む湿った環境では、木材がダークブラウンや黒っぽい色に変色することがあります。このような変色は、シロアリの食害が進行しているサインであり、建材の強度が低下していることを示しています。

また、木材の膨張や収縮も起こるため、建材に異常を感じたらシロアリの点検をした方が良いでしょう。

ぶよぶよと柔らかい場所がある

シロアリ被害の症状として、家屋の一部にぶよぶよとした柔らかい場所が現れます。

ぶよぶよとしているのはシロアリが木材を内部から食害している証拠で、特に床板や壁、天井に現れる症状です。シロアリは木材の内部を食べ進めるため、外見上は正常に見えても、実際には中が空洞化しており、強度が著しく低下しています。その結果、押すとへこむような感触や、歩くと床が沈むような感覚が生じるのです。

ぶよぶよとした場所を発見した場合、既に深刻なシロアリ被害が進行している可能性が高いでしょう。

シロアリが発生する原因

シロアリの発生を予防するには、シロアリが発生する原因を知っておく必要があります。シロアリが好きな環境は以下の通りです。
• 木材・プラスチック・繊維・コンクリートのある家
• 風通しが悪く湿度が高い場所
• ダンボールや発泡スチロールが外に置いてある家
• シロアリの予防施工をしていない家
• 薬剤の効果が切れた家

このように、シロアリは湿気がある家を好みます。木材だけではなく、コンクリートなどもエサになるので、どんな家でもシロアリ対策はしておく必要があります。

シロアリ被害を予防する方法

シロアリが侵食してから駆除を行っても家はすでにボロボロで、修理代がかさみます。
シロアリ対策は予防が大切です。
シロアリ被害を予防する方法は以下の通りです。
• 5年に(定期的に)一度を目安に薬剤をまく
• シロアリのエサになる木材をおかない
• 家の周りに鉢や段ボールをおかない
• 湿気のない空間をつくるように意識する
• 雨漏りしている部分を放置しない

このように、シロアリ対策は定期的に薬をまき、湿気のない環境作りを意識しましょう。

シロアリの駆除方法

シロアリの予防をしていても、薬が切れたり、湿気の多い地域だったりするとシロアリが侵食してしまいます。侵食してしまった場合は急いでシロアリ駆除をしなければなりません。

ここではシロアリの駆除方法を解説します。自分の家に合う駆除の方法を考えてみましょう。

バリア工法

バリア工法はシロアリ駆除方法の一つで、家屋や建物の周囲に化学物質による防護壁を作り、シロアリの侵入を防ぎます。
バリア工法の手順は以下の通りです。
• 建物の基礎周辺に穴を掘る
• 穴にシロアリ防除用の薬剤を注入する
• シロアリが通常通る地下からの侵入経路を遮断する

このようにバリア工法は既存のシロアリ被害を抑えつつ、将来的な侵入を予防する方法です。バリア工法は長期的な効果があり、適切に施工されると数年間シロアリの侵入を防ぐことができます。

施工は専門の業者によって行われ、定期的なメンテナンスや数年に一度、薬剤を巻き直す必要があります。忘れず定期的に業者へ依頼しましょう。

ベイト工法

シロアリ駆除のための効果的な方法の一つとしてベイト工法もあります。ベイト工法は、シロアリの生態を利用して駆除を行います。
ベイト工法による駆除の方法は以下の通りです。
• シロアリの活動場所を探す
• 餌箱(シロアリが好む物質と低濃度の殺虫剤)を設置する
• シロアリが餌を食べる
• 巣に持ち帰って他の個体と共有する
• 殺虫剤が巣内のシロアリ全体に伝わる
• 巣内のシロアリ全体を駆除する


ベイト工法は、環境に配慮しつつシロアリの根本的な駆除を目指す方法として効果的です。ベイト工法の利点は、直接薬剤を散布する必要がなく、環境への影響が比較的少ないことです。

効果が現れるまでに数週間から数ヶ月を要する場合がありますが、シロアリ巣内全体の撲滅が期待できます。定期的に餌箱のチェックと補充が必要であり専門業者での対応がおすすめです。

シロアリの駆除業者を選ぶポイント

シロアリの駆除業者はいくつかあります。駆除だけではなく、家を被害が出る前の状態に戻してくれたり、指示した場所以外の場所もチェックしてくれたりする業者が望ましいでしょう。
以下のポイントで選ぶと失敗せずに済みます。
• 木材の修繕まで対応可能か
• 床下の状況を調査してくれるか
• 点検や駆除にかかる見積もりを出してくれるか
• 見積もりの金額は適切か
• シロアリ駆除の実績がしっかりとあるか
• アフターフォローがあるか

シロアリの根絶は専門業者に依頼しよう

シロアリ被害を放置すると家がボロボロになり、災害時の危険が増え、日常生活の質は下がってしまいます。シロアリが家にいるサインを見つけたらすぐに専門業者に依頼しましょう。

シロアリの根絶は素人には難しいので、プロに任せた方が安心です。シロアリ駆除の実績を持つ業者に依頼し、大切な家をシロアリから守りましょう。

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